ウィンドウズのDOSの基礎(Hishidama's Windows DOS Memo)

「&」で区切ると、複数のコマンドを連続して実行できる。
例)dir zzz & dir foo ←dir zzzが成功しても失敗してもdir fooを実行する
「( )」(丸括弧)でくくると、複数のコマンドを1つの固まりにして扱える。主にif文やfor文で使用。
例)(dir zzz & dir foo)
「||」で区切ると、先のコマンドが失敗した(0以外のコードを返した)場合だけ後続のコマンドを実行する。
例)dir zzz || echo fail ←dir zzzが失敗するとfailと表示する
「&&」で区切ると、先のコマンドが成功した(0のコードを返した)場合だけ後続のコマンドを実行する。
(先のコマンドが失敗した場合にそこでコマンド実行を停止する)
例)dir zzz && del zzz ←dir zzzが成功したときだけdel zzzを実行する
「&&」「||」には、論理演算の論理和論理積のような優先順位はない。左から順番に処理される。
例)dir zzz || echo zzz-fail && dir foo || echo foo-fail
「^」で終わった行は コマンドが次の行に続いていることを表す。
大量のパラメータを書きたいときなんかに使える。
例)dir /b ^
More? Test.java
Test.java
なお、「^」で始まる文字は、その文字そのものを表す。

リダイレクション(リダイレクト)
プログラムの実行結果を端末(コンソール)に表示する代わりに、ファイルに出力したりできる。
文字 例 説明< コマンド < 入力ファイル名 コマンドへの標準入力にファイル(の内容)を使用する。
> コマンド > 出力ファイル名 コマンドの標準出力への出力内容を(コンソールでなく)ファイルに出力する。
>> コマンド >> 出力ファイル名 ファイルへ出力する際、ファイルが既存であれば そのファイルに追加する。
2> コマンド 2> 出力ファイル名 コマンドの標準エラーへの出力内容を(コンソールでなく)ファイルに出力する。
2>&1 コマンド > 出力ファイル名 2>&1 コマンドの標準出力および標準エラーへの出力内容を、同じファイルに出力する。[/2006.7.7]

コマンドA コマンドB コマンドAの標準出力への出力内容を、コマンドBの標準入力へ受け渡す。(パイプと呼ぶ)